奨学金制度でフィリピンの子供たちを支援している バギオ基金(Baguio Scholarship Foundation)は、日本のロータリー・クラブの有志の皆さんが創設した団体ですが、この団体の皆さん50数名が 2017年2月10日・11日にバギオを訪問し、地元ロータリークラブや 日系人団体である北ルソン比日基金(アボン)の奨学生たちと交流しました。
この北ルソン比日基金は シスター海野の尽力で創設された 日系人のための団体ですが、 この奨学金制度は、日系人の子弟に限らず、フィリピンの一般の子供たちにも手を差し伸べています。
バギオ基金の訪問団は 毎年2月ごろにバギオを訪問し、今年は38回目の訪問となったそうです。
バギオ周辺の日系人の歴史については、日本人移民100年記念として出版されたこの本に詳しくまとめられています。(ベンゲット移民として有名な歴史です。)
なお、情報によりますと、この本の日本語版の準備が進められているとのことです。
地元山岳民族の衣裳で 出迎える奨学生の皆さん。
訪問団の皆さまのご到着。
会場は こちらの シスター海野記念ホール です。
訪問団と奨学生の皆さんが 開会のお祈りをして 交流会が始まりました。
バギオ基金から日系人会への 育英資金の贈呈。
今年度の奨学生は、ハイスクールが 60名、大学が 20名だとのことです。
バギオ基金から ロータリー・クラブ・オブ・バギオへの 育英資金の贈呈。
バギオ基金から ロータリー・クラブ・サマーキャピタル・オブ・バギオ への 贈呈。
北ルソン比日基金 理事長 カルロス寺岡氏から バギオ基金への謝辞と
日本人移民、日系人の歴史や現状についてのスピーチがありました。
バギオ基金から、日本に留学中の奨学生5名についての報告。
この後、奨学生との昼食会および家庭訪問が続きました。
また、この前夜にも、日系人団体(アボン)関係者、ロータリークラブ関係者と
奨学生たちとの懇親会も開催されました。
なお、このバギオ基金は 昨年2016年に 創立35周年記念祝賀会を
東京で開催しました。
http://janl.exblog.jp/23215295/
以上、 バギオ市への訪問団についてのレポートでした。