棚田保全と平和構築のためのアート・プロジェクト in Hapao

先般 お知らせしておりました 標題のイベントが イフガオ州フンドアン郡ハパオ村で開催されましたので 見学して参りました。
(詳しいイベントの内容はこちらへ

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イベントのベース・キャンプは このハパオ村。
世界遺産で有名なバナウエから16キロ、4WDの車あるいはジプニーで 1時間15分くらいの険しい山の中の村です。

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そして、イベントの会場は、ハパオ村からさらに細い棚田の畦道を20分ほどあるいた山の中腹にあるバアンの小学校とその下にある棚田。 田植えを控えた水田がパフォーマンスの舞台となりました。

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ハパオ村へ入るには、車道からこのような棚田の間を縫って 畦道を歩きます。

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ここがベース・キャンプとなった ハパオ村のリゾート・ハウス。レストラン、プールなどもありました。 
日本からこのイベントの為に来られたアーティストの方々は こちらで宿泊。

12月18日の夜、バアン村の山腹の棚田で イベントが開演。
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棚田は千個のロウソクで イルミネーションのように彩られ、白いノボリが打ち立てられ、フィリピンの山岳地帯の山村に、祈りの舞台が出現しました。
そして、大阪は中崎町から参加された日本人舞踏家・純アマントさんの平和と慰霊の為の踊りが披露されました。

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月夜の空に、日本とフィリピンのミュージシャンが奏でる 幻想的な音楽が流れていきます。

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泥とたわむれ、大地に感謝を捧げ、棚田の大切さを表現。

会場には、村の皆さんを始め、フィリピンのアーティストや、日本からのボランティア、在フィリピンの日本人の皆さんなどが集まりました。
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ところで、このハパオ村で今回のイベントが実施された理由ですが、
この地は、1945年の終戦に近い時期に、山下奉文陸軍大将が最後の砦として司令部を置いた「大和基地」と呼ばれた地域まで、南に、ハパオーフンドアンー大和基地と あと二十数キロの地点にあって、山下大将が降伏するために下山したキアガン(キャンガン)はこの大和基地から東へ十数キロのところにあり、平和のための慰霊をするには相応しい土地であるから、と言えるでしょう。

もちろん、このハパオの棚田も、世界遺産の地域にあるのですが、戦争当時は 日本軍、在留邦人が飢餓状態となり、当地のイフガオの人々との間に口には表せないほどの悲劇があったこともまた事実であろうと思います。
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日本とフィリピン双方のNGO団体の主催で、地域の皆さんのご協力により、このような意義のあるイベントが開催されたことに敬意を表し、感謝したいと思います。

 
 
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by janlbaguio | 2010-12-21 18:18 | AJISAI 文化交流 network
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