バギオ市 ごみ集積場 見学 - ゴミを肥料に変換

バギオ市のゴミ問題は 非常に困難な問題になっておりますが、
バギオ市が日本企業から導入した「ゴミを肥料にリサイクルする」装置を見学する機会がありましたので、その様子をご紹介いたします。

a0109542_19342892.jpg

聞くところによれば、バギオで毎日収集されているゴミはおよそ80トン。
a0109542_1940185.jpg

このバギオ市イリサンのゴミ集積場は、ナギリアン・ロードとアシン・ロードに挟まれた狭い場所にあります。
a0109542_19423590.jpg

その集積場にあるこの建物。
以前は、この周辺には、恐ろしく山積みになったゴミがあり、近所に住む人たちが立ち入って金めの物を物色し、野犬が喰い物をあさる状態だったとか。

a0109542_19454133.jpg

そこに導入されたのが このリサイクル処理装置。
a0109542_19463673.jpg

この装置のメーカーは日本企業だとのことです。
しかし、毎日80トンも出てくるゴミを処理する2台の装置の能力は 一台で25トン、二台合わせて50トンだとか。
装置を追加する話もあるそうですが、集積場の敷地は狭く、どのように決着するのでしょうか。

a0109542_19494285.jpg

この装置は、ゴミから土壌改良剤(肥料)を生産するのがセールス・ポイントだそうです。
奥の方に山積みになっているのがその土壌改良剤です。
a0109542_19511843.jpg

これが、装置で処理されたゴミの状態です。
ゴミが適正に分別されていないため、ゴミのカスが混ざっています。 
a0109542_19521435.jpg

装置から出てきたものを このフルイにかけます。
a0109542_19531546.jpg

フルイに掛けた後は このようになります。
このままでも農場で使えるそうですが、さらに細かいゴミのカスを取り除くためには、マニラの工場で処理をするのだそうです。
a0109542_1955196.jpg

では、このダンプサイト(ゴミ集積場)から 周りの様子を見てみましょう。
a0109542_19562045.jpg

ゴミの山が斜面を埋めています。
a0109542_19571713.jpg

こちらの方角にアシン・ロードがあります。 集積場を取り囲むフェンスが 台風の大雨で破壊されたところです。
a0109542_19583571.jpg

接近して見てみますと、フェンスが壊れ、ゴミが民家に流れ出しているのが分かります。

当時の様子については、こちらの バギオ・サンスター新聞 のサイトでご覧いただけます。

この記事によれば、事故が起こったのは8月27日。 
台風ミナの大雨によってゴミがあふれ出し、家が流され、少なくとも6人が死亡したとあります。

また、バギオ市長は、他の自治体に依頼し、ゴミを引き受けてもらう努力をしているとの報道になっています。

また、フィリピン・デイリー・インクアイアラー新聞の こちらのサイト によれば、ゴミの分別は「生物分解可能なゴミ」と「分解不可能なゴミ」とに大きく分別するということになっているようです。


a0109542_2035411.jpg

これらのゴミの山が 少しずつでも減っていき、近隣の住民の安全が保たれ、ゴミが適切に分別され、日本企業が造った装置が効果的に、効率的に働き、その結果生産される土壌改良剤(肥料)がバギオ、ベンゲット周辺での農業の発展に貢献することを願っております。


===========


「市長がゴミの分別に満足」

2011年10月30日付けバギオ・ミッドランド新聞に
バギオ市のゴミ分別およびゴミ問題の状況についての記事がありました。
記事の内の一部の概要を翻訳致しましたのでご覧下さい。

ドモガン市長は、バランガイ役員および住民が、バギオ市におけるゴミ収集の
効率化を改善することにつながるゴミ分別に協力する努力を称賛した。
遅れていたバランガイが努力したことによって、過去2週間にゴミ分別の
ルールに従ったのはおよそ70-75%と見積もられている。

市長は収集の効率を上げると同時に、仕分けと配送のターミナルをイリサンから
別の場所に移転する方法を探している。

市長は、今現在の施設を仕分けと配送の場所として、環境リサイクル・システム
(ERS)で処理する生物分解可能ゴミと、バギオ市の外に移送される生物分解不能ゴミ
に仕分けをする。 しかし、屋外投棄と誤解しないように、市民に訴えている。

Protech Machinery Corporation(プロテック)に許可している現在の実験、
つまり生物分解不能ゴミのバランガイからの収集と施設への移送は、
イリサンのゴミ集積場を仕分けの場所として保つことを助けており、
バギオ市のゴミ収集の効率化を後押しする役にも立っている、と市長は
述べている。

又、市長は、この実験によって生計に影響を受けるゴミ仕分け労働者の
苦しい状況についても問題を解決するよう最大限の努力をすることを
確約した。

ゴミの分別が改善されたため、生物分解可能物のアウトプット能力を以前の66トン
から70トンに増加することが出来た。そして、2台の装置をフル稼働し、
今現在最大一日48トンを処理している。

尚、この装置で作り出された肥料については、バギオ市は販売の許可を
未だ待っている状態であり、販売することが出来ないので、この余った
コンポスト肥料を無料で提供する決定をした。


a0109542_13231731.jpg

a0109542_13233777.jpg

a0109542_13235794.jpg



(この情報は2011年11月現在の情報です。)



       


   







































フィリピン バギオ ごみ問題 リサイクルシステム 土壌改良剤 有機肥料 無農薬 農業
[PR]
by janlbaguio | 2011-11-01 20:09 | Neighbers ご近所情報
<< 蒟蒻(こんにゃく)アート展 B... BenCab美術館で陶磁器の彩... >>