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昨年から始まった 「アジア太平洋国際平和慰霊祭」に先立ち、日本人向けの勉強会が
12月6日と7日の二日間に渡って開催されました。
主催は Lubongバギオなどの団体。
会場は北ルソン日比基金のアボン会館。
勉強会には、バギオ在住の日本人の皆さんと、台湾の大学で研究などをされている
日本人教授と大学生も参加されました。
勉強会は主にDVDなどの資料をもとに行われ、第二次世界大戦中の特にフィリピン・
ルソン島での戦闘の悲惨さや、体験者の証言などを視聴しました。
この中では、激戦となったバレテ峠の戦いなどが紹介されました。
この映像は、モンテンルパ捕虜収容所の処刑場とされています。
又、台湾の大学から参加された教授による、台湾の歴史、民族、日本との関わりなどの
レクチャーが行われました。
台湾の原住民である山岳民族。
(台湾では「原住民」という言葉は、当人たちが勝ち取った言葉なので、差別用語ではない、との説明がありました。)
現在における、台湾の諸民族の分類・呼称。
日本による占領時代の歴史。
原住民の人たちのための日本式の教育。
そして、第二次大戦への志願兵と徴兵。
参加した皆さんが口を揃えて、こんな台湾の歴史は少しも知らなかった、大変勉強になった、と感謝していらっしゃいました。
平和慰霊祭は、この後、
12月8日 - バギオ市 ジョンヘイの円形野外劇場で慰霊祭
12月9日&10日 - 隣町 イトゴン町の町役場などで平和慰霊祭
が予定されています。
詳しい内容は
こちら でご確認下さい。