「日本を捨てた男たち」 ~フィリピンに生きる「困窮邦人」~
という本が話題になっています。
この本は マニラ新聞の記者である水谷竹秀氏の著作で、集英社から発行されています。
2011年第9回開高健ノンフィクション賞を受賞した問題作です。
集英社のサイトで本の解説やインタビューなどをご覧下さい。
http://gakugei.shueisha.co.jp/author_message/mizutani/index.html
この本には、日本のいわゆるフィリピン・パブで知り合った若い女性を追いかけて、
フィリピンに渡り、大金を注ぎ込んだ挙句に、無一文になり、「困窮邦人」となって、
日本に帰国することもできずに、フィリピンの貧困地区に生きる日本人の特に高齢の男性
たちをインタビューした内容が紹介されています。
また、本の中で、このような困窮邦人に日本大使館・領事官がどのように対応しているかに
ついても、記述があります。
その一部は、こちらのサイトでも紹介されています。
http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2012/02/post-4738.html
さらに、フィリピン各地の日本人会(マニラ、セブ、ダバオ)で、これらの困窮邦人に
対して、どのような方針で臨んでいるかについて、マニラ新聞のサイトに掲載された
座談会の記事がございました。
http://www.manila-shimbun.com/award160032.html
様々な意見がある本だと思いますので、在フィリピンの日本人の皆様、あるいは、
今後フィリピンへの移住などをお考えの皆様に 御案内申し上げます。