大変悲しいお知らせです。
CONDOLENCES ON ARTIST VINCENT F. NAVARRO...
葬儀は 2月24日9:30AMから ナギリアン・ロード入り口付近の セント・ビンセント教会で、
その後、同じくナギリアン・ロード沿いイリサン手前の火葬場 Beyond the Sunsetで
執り行われるそうです。 (上記写真の通り)
2010年以降、日比友好月間・七夕祭りの際、バギオ博物館での展示芸術監督を
お願いしてきた アーティストの Vincent Navarroさんが、2月16日の深夜
2週間の入院の後 急逝されました。
心より 哀悼の意を 表します。
ビンスさんは、2010年の時点では、フィリピン大学バギオ校の美術学部に在籍し、
Society of Vidual Arts(SVA)に所属されていました。
このSVAのリーダーとして、バギオ博物館での七夕祭りの展示制作において、
指揮をとっていただき、毎年 北ルソン日本人会(JANL)に協力していただきました。
2014年、2015年の七夕祭り展示では、JANLの要請に基づいて、
伊達政宗をコンセプトとした展示制作に応えていただきました。
ビンスさんは、少年時代から大変な苦労をされ、人がやりたがらない仕事も
前向きにもくもくとこなし、誠実で、責任感のある、笑顔の絶えない好青年でした。
この頼りがいのある若者は、七夕祭りのコンセプトを打ち合わせると、
いつも期待以上の仕事振りで応えてくれました。
2010年から2015年までの七夕祭りが成功を収めてきたことは、
ビンスさんの裏方としての功績が非常に大きかったことを物語っています。
また、フィリピン大学バギオ校を卒業されてからの ビンスさんのアーティスト
としての活躍には 目覚ましいものがありました。
(Instagramより転載)
バギオ市内にアトリエを構え、フィリピンやアメリカでの評価もどんどん上がっていました。
(Vinceさん御本人が撮影した 彼の作品)
近年の 彼の作品のユニークさは、この珈琲豆を使った作品にも表れていました。
(Instagramより転載)
作品制作中の様子。
(Instagramより転載)
この山岳民族の 刺青アーティストのお婆さんとのコラボレーションも顕著な活動でした。
(Instagramより転載)
これらの秀逸な作品が認められ、アメリカのロックフェラー財団の招聘を受け、
2月8日から半年間の ニューヨークでのアート修行が約束されていました。
彼の作品がこちらのサイトで紹介されています:
http://www.rappler.com/life-and-style/arts-and-culture/122756-filipino-coffee-artist-vincent-navarro-dies
今から世界へ飛翔しようとしていた矢先の早過ぎる御逝去は 残念でなりません。
ビンスさんは、2月17日から4~5日間、Baguio Memorial Chapelの葬祭場で
安らかに眠っていらっしゃいます。
手術の際には、母上と弟君が見守っておられたとのことです。
バギオ市のドモガン市長からも お弔いの花が。
北ルソン日本人会としても、才能あるアーティストを失った悲しみを抱きながら、
最後のお別れをしたいと思います。
2016年2月17日