バギオの歴史を学ぶ上で 貴重な本のご紹介をいただきました。
「思い出は マニラの海に」
郡司忠勝 著
三月書房
タイトルには マニラとありますが、内容は バギオに関するものがほとんどです。
この著者は、
1935年4月に南洋協会比島派遣第一回商業実習生としてフィリピンへ渡り、
主にバギオのセッション通りにあった
ジャパニーズ・バザーで働き、当時の
北部ルソン日本人会で会計役を務め、戦争の激化に伴い 日本軍の嘱託などとして従軍。
1945年に終戦によって捕虜となり、強制送還で 1945年11月に日本に帰国。
戦前、戦中の10年に渡って、バギオの変遷と 人々の心の動きを見つめた方です。
65年以上前のバギオはどうだったのか、戦争中にバギオで何が起こったのか。
バギオの歴史を知るためには 欠かせない一冊です。