フィリピン・北ルソン・バギオの歴史の中で、特に日系人にとって、シスター海野を抜きに歴史を語ることは出来ません。
12月31日は 北ルソンの日系人の母とも言えるシスター海野の命日です。
バギオ市にシスター海野の尽力によって、日系人が集う場所として建設されたアボン(ABONG)会館に、北ルソンの日系人や奨学生たちが集まり、シスター海野を偲びます。
戦中・戦後の苦しい日々を乗り越えてきた日系二世から五世・六世にいたる皆さんが敬虔な祈りを毎年この日に捧げています。
そして、シスター海野の今に引き継がれている業績を振り返ります。
戦後の日系人排斥の中、山奥に隠れ住んでいた日系人を捜し出す。
戦没者の遺骨を探し出し、慰霊を行うこと。
そして、日系人の生活向上に資すること。
1972年に初めての会合が開かれ、それから2年後に戦後初めてのクリスマス会が日系人の皆さんによって開かれました。
これは、ハルセマ道21キロでの戦没者慰霊の十字架です。
そして、これは、シスター海野の数々の支援事業。
慰霊碑。
日本庭園。
水道事業。
農業共同組合。
ありし日のシスター海野。
シスター海野については、こちらのサイトでどうぞ:
http://ginzanokaze.music.coocan.jp/unno/unnoke.html
http://www.tokyo-shiba-rc.org/service/service03.html
シスター海野に関する書籍 :
「バギオの虹」