フィリピンの歴史はスペインとアメリカによる植民地としての歴史が大きな影響を与えているのは勿論なのですが、 フィリピン人のアイデンティティーの話になると スペイン時代から外敵を寄せ付けなかった山岳民族の文化伝統が その拠り所となることが少なからずあるようです。
そこで フィリピンのこと、ルソン島北部山岳地帯のことをもっと知りたいと関心をお持ちの方にお薦めなのがこの本屋さんです。
この建物は バギオ市の中でも 歴史的な建物のひとつである CASA VALLEJO(カーサ・バリエホ)。
1909年からあるというこの建物の中にあるのが・・・マウント・クラウド書店です。
このような看板が入り口に出ています。
この入り口は、バギオ・シネマテック映画館への入り口でもあります。
階段を下ると、こんなド派手な壁画が・・・・
営業時間はこの通り。 土曜、日曜もやっているようです。
中に入ると、小さな本屋さんですが、のんびりと本探しを楽しめる雰囲気です。
ご覧の通り、この山岳地域の歴史に関するものや・・・
山岳民族の言語、フィリピンの地方語に関する本などもあり・・・
さらに日本人として嬉しいことには、JAPANESE PIONEERS IN THE NORTHERN
PHILIPPINE HIGHLANDS (北部フィリピン高地における日本人開拓者たち)と
いう本も置いてあります。
この本は、バギオ周辺における、日本人・日系人の100年の歴史を集大成した
貴重な一冊です。
この本屋さんには、こんな折鶴があちこちに飾ってあります。
この書店のオーナーは、親日家であるようです。
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