台風17号 フィリピン名 PEPENG の被害状況
DPWH(公共事業高速道路省)による道路事情の発表が
バギオ・ミッドランド紙の10月18日(日)付けに掲載されていましたので 要点の翻訳を以下にご覧下さい。
「DPWH、バギオへの幹線道路の再開を報告」
全てのバギオへ通じる道路が、ハルセマ・ハイウエイも含めて再開された。
DPWHは金曜日に すべての土砂崩れは除去され、迂回路は全て通行可となった。
ハルセマ・ハイウエイも本日午後5時に軽量車両は再開されるだろうと述べた。
ベンゲット・ヌエバビスカヤ間の道路は復旧作業が継続中である。
ナギリアン・ロードとマルコス・ハイウエイは全てのタイプの車両が通行可である。
ケノン・ロードは再開しているが、軽量車両のみである。
4つの橋が台風の影響を受けた。
軽量車両(Light Vehicle)とは、乗用車、バン、それにシングル・タイヤのエルフ・トラックも含む。
重量は10トン以下で、LTOに軽量車両として登録されているものである。
ケノン・ロードの19の橋のうち3つの橋が損傷をうけている。
キャンプ4の Ampasit橋はひびが入っており、アプローチにも被害がある。
叉、古いスペイン橋も保守が必要である。
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「ベンゲット州の電力は復旧か」
台風によってベンゲット州の8つの市町村は
停電が続いている。
台風によって停電となった市町村は、ツブライ、アトック、カパンガン、キブンガン、バクン、ブグイアス、カバヤン、及び マンカヤンであり、BENECOは復旧すると述べている。
復旧に時間がかかっているのは、ハルセマ・ハイウエイ沿いの土砂崩れの為としている。
これについて、DPWHは、金曜日の午後現在、ハルセマ・ハイウエイの大きな土砂は取り除かれ、迂回路は通行できるとしている。
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「孤立したブグイアス町の町民が犠牲者を掘り起こし、道路を復旧」
ブグイアス町では、町民みずからが27遺体を土砂崩れの現場から収容。
ここでは 34人が死亡、2人が今も行方不明。
アバタン地区の土砂崩れでは、28人が収容された。
町民は、ブグイアス・アバタン ルートと、バドアヤン・アバタン ルートを復旧させた。
この復旧によって、ベンゲット州北部が全面的な孤立から免れた。
叉、カバヤンとボコドが開通したことによって、農家や商業を営む人たちが市場へ産品を持ち込む代替道路となっている。
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以上、翻訳の要点のみ。
尚、バギオ・ミッドランド紙に掲載された写真を見てみますと、
マルコス・ハイウエイの ベンゲット州TUBAでの道路の損傷はかなり大きく、道路の下は土がえぐられている状況です。
復旧作業がどの程度進んでいるのか分かりませんが、雨が降れば 二次災害の可能性もあるのではないかと心配です。